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TIWマガジン「投資の眼」

おしえてアナリスト

日米の長期金利差の縮小は為替に影響するのでしょうか?

Q 質問

先日、「日米の長期金利差の縮小が1月末からの急激な円高を招いた。」との記事をネット上で見かけました。短期金利差の方向が為替に影響すると理解していましたが、長期金利もやはり影響するものでしょうか。この理論にはあまり納得していません。

A 答え

ご質問有難うございます。確かに、今回の円高局面を金利差だけで説明をするのはやや片手落ちと思われます。為替の決定要因には、1)資金フロー (貿易収支・資本収支など)、2)ファンドのポジション、3)金利差、4)経済環境など様々な要因が考えられます。金利差について言えば、日銀の マイナス金利導入で本来は金利差が拡大すると思われたところが、米国金利の低下から相殺されてしまった面があるとは思います。ただし、今回の円高 は、欧州の銀行に対する信用リスクの懸念からリスクオフが生じて、安全通貨(と看做されている)円買いが生じたこと、米国のリセッションの可能性 に対する指摘からドル安になったこと、円高によって株価が下落することがさらに円高を招いたこと(ファンドのポジションが日本株売りと円買いが セットに組まれていること)、などが要因として挙げられると思います。

 


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