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TIWマガジン「投資の眼」

おしえてアナリスト

投資判断の基準となる適正PERについて ~高辻成彦アナリストの回答~

Q 質問

よく「PERが高い」とか逆に「PERが低い」とかが投資判断の基準のひとつにされております。それでは、高くもない、低くもない、言ってみれば当該企業の経営状態に見合った適正な数値はどの辺りと考えればよいのでしょうか。

A 答え

機械セクターを担当しております。
結論から申しますと、PERの水準のみで株価判断をするのはなかなか難しいと考えております。理由は主に次の2点です。
 
1.業績が悪く、低いPERであるのが妥当な場合がある
2.赤字の場合、数値がないため判断できない
といった具合です。従って、業績の今後の方向性を総合的に見るDCF法をベースに考えるのが無難と考えています。
 
PERのみで判断する場合は、 
1.業績拡大の方向性がほぼ定まっている
2.赤字ではない
の前提が必要になると思います。
 
また、業種によってPERの適正水準が異なるため(例えば陸運などの場合、機械に比べるとPERは低めです)、競合他社間の水準を見定めながら判断することになります。
機械セクターの場合、装置が多いのですが、装置産業(例えば、工作機械、半導体製造装置など)で考えますと、受注の方向性が株価に大きく影響します。このため、受注のトレンド、業績のトレンド、PERの水準などを総合的に勘案して判断しております。
 
以上、簡単ですが回答にかえさせて頂きます。

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