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TIWマガジン「投資の眼」

おしえてアナリスト

レーティングのランクの意味を教えて下さい

Q 質問

F'sセレクションを購読しています。質問ですが、レーティングのランクの意味を教えて下さい。特に、2と2+、2-は上下関係がわかりません。

A 答え

ご質問を頂きまして有難うございました。まず、レポートの注意書きには以下のように説明をさせていただいております。「アナリストインプレッション」は、アナリストの取材・調査・分析活動を通じた業界動向や企業業績見通し、財務状況、PER、PBR、配当利回り、マーケット環境を勘案した上で、株価の方向性(対TOPIX)に対するアナリスト個人の印象(=インプレッション)を表記しております。
1:Positive(ポジティブ)、2+:Neutral Plus(ややポジティブ)、2:Neutral(どちらとも言えない)、2-:Neutral Minus(ややネガティブ)、3:Negative(ネガティブ)
こうした形式的な説明だけではご理解いただけない面もあるかもしれませんので、2つの面から補足致します。まずは経緯です。「アナリストインプレッション」は、最初は(外部公表を前提としない)社内用としてスタートしました。最初はシンプルに3段階(1、2、3)としたのですが、あまりにも「2」のウエイトが大きくなってしまうため、(1、2+、2-、3)と分けました。4段階にしたのは、プラスかマイナスかを出来るだけ明確にしようという発想でした。しかし、公表を開始する段階になって、「2」(中立)も無いと不便であることから、現在の(1、2+、2、2-、3)の5段階になりました。対象とするレンジは、(いずれも対TOPIXの相対パフォーマンス予想)大型株では1:+25%以上、2+:0~+25%、2:+5%~-5%、2-:-5%~-25%、3:-25%以上)です。「2」は狭いレンジですが「2+」、「2-」に被っています。これはできるだけ「2」を付けないようにすべきとの理由から敢えてオーバーラップをさせました。
二つ目は実務面です。私(藤根)は出来る限り「2=中立」は付けません。もし、「2」を付けるとするならば、基本的には次のアクションに向けたタイミング待ちという意味です。「アナリストインプレッション」は6ヵ月~12ヵ月を予想期間にしておりますが、目先的に悪材料を織り込む必要がある場合や、株価が短期的に行き過ぎて調整過程を必要とするような場合です(なかなかピッタリ上手くは行きませんが・・・・)。しかし、アナリストによっては良く分からない時や、あまり興味が無い銘柄によっては「2」に置いていることがあるかもしれません(これは本人の心の問題なのでなんとも言えませんが、「2」があまりに多いアナリストは信用しない方がいいと思います)。弊社では殆ど無いと思いますが、法人営業部門を持つ証券会社では、ネガティブなレーティングを付け難いので「2」に置いておくことがあると思います。
ご質問には有りませんでしたが、弊社ではポジティブな評価の銘柄がネガティブな評価の銘柄より遥かに多くなっていると思います。これは、出来るだけカバレッジを成長が期待できる高ROE銘柄にシフトさせるという方針を執っていることが強く影響していると考えます。
ご回答になりましたでしょうか?回答者:藤根靖晃

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