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体力トレーニングは頭のトレーニングにもなるようです -修行僧A

2013年06月21日

日頃デスクワークに従事していて長時間同じ姿勢で椅子に座っているためか、ふとした拍子に腰や背中を痛めてしまうことがある。週末に定期的に運動(筋力トレーニングやランニングなど)を行うことで体調管理を心がけていたのだが、週末毎に同じようなメニューの運動ばかりを繰り返すサイクルに、少し飽きていた。

そこで普段とは違うトレーニングを探した結果、「メディシンボール」と「ケトルベル」という器具を知った。メディシンボールは元々リハビリで体力をつけるための器具であり、ケトルベルはアスリートが必要な筋力を身につけるための器具でロシアで開発されたものだ。両方とも形状はボーリング球のような球体であり、メディシンボールは左右に、ケトルベルは上側に取手が着いている。メディシンボールは数キロの重さがあり表面はゴム製で中には砂が入っていて、ケトルベルは大きいものは数十キロの重さがありほぼ金属の塊だ。両器具とも、自分にあった重さのものを選んで、鍛えたい箇所を意識しながらゆっくりと大きく振り下ろしたりすることで、全身を数分程度で鍛えることが出来る。慣れてくるとTVを見ながらでも運動することが出来る。

これら2つの器具に共通している概念は、「満足に運動が出来ないという状況で如何に効率的に効果を上げるか」である。とりわけケトルベルに関しては、運動をするには不向きな極寒の土地で、如何に効率よくオリンピックなどで良い成績を取るために考案されたものだ。メディシンボールのほうは、体の調子が良くないときにでも手軽に使えるので、日頃運動不足な方や、腰や首などを痛めている方にも、お勧めである。

これらの器具でしばらくトレーニングを重ねたのだが、先日ランニングをしたときに、いつもと同じペースの筈が普段よりも疲れないで走る事が出来たのが驚きだった。従来よりも腰や背中などの体幹部が鍛えられたためだろう。両器具ともに、消費時間vs効果のパフォーマンスがとても高いと感じた。長年同じような運動ばかりを続けていた私にとっては、盲目的に同じ行動だけを続けることは良くないと気づかせてくれた次第である。

運動一つとっても求めている効果を考えながら、固定観念を捨ててあれこれ模索することは大切だと感じた。今後は運動以外の分野でも、色々と未知のことに挑戦していきたい。

Written by 修行僧A

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