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異次元の活躍が見たい -Forever Young-

2015年07月17日

梅雨が明けぬ前に大型台風が到来、毎日、うっとうしい日が続く。この時期になると日本では心地のよい季節がほんの一瞬しかないとつい思ってしまう。そんな梅雨の谷間のある夕方のことである。帰り道の途中にテニスコートがある。カクテル光線の中で少年少女達がサーブの練習をしている。錦織効果なのだろうか。スクールの生徒の数が増えたような気がする。昔、「テニスする、娘の笑顔に、夏来たり」という俳句を作り何かで入賞した覚えがある。一回り小さい子供達だがスポーツに興じる姿を見るのは蒸し暑い中で清々しい。

今年は当たり年だ。3年半前に引き受けた中学校同窓会クラス幹事の仕事が来年正月の本番に向け本格的に動き出した。おまけに、くじ引きで自宅マンション管理組合の理事長にもなっている。たったの2つでも重なるとプライベートの時間が結構忙しくなる。マンションの方で特別の事案が生じていることもある。同窓会はオリンピックの年に合わせた。忘れないようにということと、爺さん、婆さんになっても健康でいて元気な姿で再会し、一緒に遊ぼうね、という主旨らしい。本番が近づくに連れ集まる頻度も多くなりうっとうしい気もする。が、一方で4年に一度のオリンピックにも関心が向かうようになってきた。

来年2016年が南米リオデジャネイロ、そして、次の2020年が本国東京だ。あと5年しかない。5年なんかすぐきてしまう。なのに、オリンピックの話題といえば、専ら、膨張した整備費とメーン会場となる新国立競技場の建設計画見直しを巡る議論ばかりである。スポンサー集めで難航し、単独開催への懸念などから冬季五輪問題で揺れるどこかの国とあまり変らないような気がしてきてなんとも情けない。早く、注目される競技や選手などに話題が向かわぬものだろうか。

今日はオールスターゲーム。マツダスタジアムで二刀流の大谷選手が先発する。スケールが違う。一度、バックネット裏で見てみたい。足下で開催の全英オープンゴルフで優勝候補5番手に挙がる松山選手は最近のメジャー大会では当然のごとく予選を通過する。そして、テニスの錦織と最近は日本人にあまり向かないという競技においても世界の大舞台で大活躍する若者が増えてきた。前回の東京オリンピックは今ではお家芸と言われる特定の競技での日本選手の活躍を戦後の復興と重ねてあおるどこかもの悲しい部分があった。大谷選手を初め、異次元の活躍をする最近の若者の姿を見ていると、次回の東京では従来以上に多くの競技で世界と互角にスマートに戦う選手が多く現れて来そうな気がするのだが。

Written by Forever Young

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