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年の瀬と現象経済学 -wildernesswolf-

2013年12月20日

現在、大学の教員をされている昔の同僚が書籍を送ってきてくれた。
非常に難解な現象経済学の本であり、門外漢の私には”ちんぷんかんぷん”な内容である。
大学名で送付されて来たために具体的な送り主は特定できなかった。ただし、こうした分野に携わっている知人は限られるので大体の見当は付いていた。しかし、本にぱらぱらと目を通しただけで、忙しさにかまけて書棚に放り込んで忘れていた。

暫くしてメールが届いた。
「もしこういった分野をご一読いただくことで気分転換になればいいかなとお送りしました」とある。
気軽に気分転換をするにはあまりに難解な内容であるだけに思わず苦笑してしまったが、そうしたお心遣いを頂いたことが妙に嬉しかった。
(実は私”アホ”なんです。だけど稀に頭がいいと勘違いされていることもあるようです・・・・笑)

「一度お会いしたかったですが、今年も終わりそうですね。だんだん冬が本格的になってきましたので、ご自愛ください。」

何気ない言葉にその人の優しさが滲み出ている。
この包まれたような心地よさを感じたことを、どうしたらその人に伝えられるだろうか?

そんなことを漠然と考えている年の瀬の日曜日であった。

by wildernesswolf

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