ごく最近のことであるが、歯医者で歯のクリーニング（歯石とり）をして貰った。
その際に、歯科衛生士の方（女性）の目が綺麗だったので思わず見とれて、治療の間ずっと眺めていた。
若い女性の目を20cmくらいの至近距離で見る経験は、本当に長らく無かったのであるが、それだけが理由ではなく、実際に綺麗な目をしていた。

綺麗な目というのは、瞳だけでなく白眼も澄んでいる（ように見える）。
何故だか昔（戦後?昭和40年代）の女優の目のように思えてきた。昔の女優さんは目の綺麗な女性が多かったような気がする。

そんな風に思えるのは何故だろうか、と考えていて或る点に思い至った。余計なメイクをしていないのだ。昔の女優さんは、マスカラやアイシャドウをしていなかった。仕事柄だと思うが歯科衛生士の女性もマスカラやアイシャドウはしていない。

きゃりーばみゅぱみゅ に代表されるように厚盛全盛の時代ではあるが、逆にナチュラルであるほうが貴重であり、ナチュラルを上回る美しさは無い。不用意に飾り立てるのは”素”に自信がないことの表れだと思う。

学歴や資格も同じようなものだ。実践の積み重ねの上で身につけた能力と自信には遠く及ばない。実態よりも自分を良く見せようとか、権威的に振舞うのは或る意味で滑稽である。本当の大物は、決して大物のように振舞わない。

歯科衛生士の女性に話を戻せば、目が澄んでいるのは仕事に対する真摯な姿勢と積み重ねた努力にプライドが表れているのかも知れない。
自然体で行こうよ。

by wildernesswolf

余談だけど歯医者から帰ってきた後に、ズボンのチャックが開いていたことに気づきました