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意識の高い個人投資家とのセッションが、バリューを導き出す -Yasuaki Fujine-

3月18日に、レオス・キャピタルワークス、アドバイザーズと3社共同主催でVTホールディングス(7593)の個人投資家を対象にした企業研究会を行った。
まずは遠方からこのために御越しいただいた高橋社長様ならびに田島様に御礼を申し上げたい。
この企画は、或る米国年金運用を行うファンドマネージャの方が、日本ではバリュー投資が正しく理解されていないので、バリュー投資とは? そもそもバリューがある会社とは何であるのかを個人の投資家に知ってもらいたい(感じてもらいたい)という熱意から始まった。モデレーターを担当した私の稚拙さが全く許されてしまうくらい、結果からすると非常に来場者の満足度の高いセミナーになった。企業研究会で感動を覚えるというあまりない体験をした人も居たのではないかと思う。

「どうして貴社が買収すると赤字会社が翌年から利益がでるのか?」
「販売管理費が下がるのはリストラを行うからなのか?」
「子会社の社長はどうしてホンダ系販社の出身者ばかりなのか?」
「営業マンは平日何をしていても良いのか?」
「社員の給与水準が高いにも関わらず何故利益率が高いのか?」

1時間半の時間を高橋社長のプレゼンと個人の方々からの質問とそれに対する回答にほぼ割り振った。最初に社長が沿革を含めて節目節目で考えていたことを(個人投資家向けということもあって)丁寧にかつ詳細に話してくれたことも理解を大きく助けてくれた。それにもましてよく勉強をしている個人投資家が多かったことも社長を饒舌にさせたのかもしれない。

私自身は今回より前に一度、高橋社長を取材したことがあったのだが、自分の理解の未熟さを知ると共に、新しい(正しい)理解に導いてくれた機会に感謝を感じている。
偏見を持っていないつもりでも、どうしても思い込みに陥りがちである。また、アナリストは業績予想数値を固める根拠やレポートを纏める方向性を意識した質問に傾きがちであり、それが結果として本質から遠ざかってしまうこともある。

ちょっと違った角度の視点からの質問で思いがけない回答を引き出せる個人投資家とのセッションを今後も不定期に継続してゆくつもりである。機会があれば是非、ご参加いただきたい。それにしてもレオスの顧客層(ひふみ投信の受益者)のレベルの高さには驚かされた。
ここでこのメルマガ読者にお詫びを申しあげておかなければならない。今回はフェイスブック上での申込みを先行させた結果、(なんと1日で定員を超えてしまった)メルマガでの告知が出来なかった点である。次回からはメルマガ告知を優先させるようにするので引き続きご愛読いただきたい。

最後になったが、企画と高橋社長への交渉を担当した前田さん、藤野さん、八尾さん、栗岡さん、レオスのスタッフの方々、アドバイザーズの松崎さん、斉藤さん、皆さんに感謝を申し上げたい。

By Yasuaki Fujine

[03.20.更新]