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ちょっとした鑑賞機会 -身軽な趣味がFavorite-

2012年11月16日

“芸術の秋”と言う。
一見敷居は高そうでも、実は身近で芸術に接する機会は多々ある。
先日、東京近辺で用事があったため、有楽町駅から徒歩5分圏内にある出光美術館に行ってきた。
展覧会の内容は尾形光琳で有名な琳派であり、酒井抱一などの作品を多数見ることが出来た。
芸術作品というのは、普段滅多に見る機会が無いためであろうか、1時間程度の鑑賞ではあったものの、充実した時間を過ごせた、と感じた次第である。
芸術に関して何だか造詣があるように書いてしまったが、筆者が美術館に足を運んだのは3年振りであったし、今回行った出光美術館に至っては初めての経験であった。

今回の鑑賞が好感触であった理由は何であろうか? また何故、美術や芸術の分野は敷居が高いと感じてしまうのだろうか?

個人的な感覚で恐縮だが、恐らく誰もが行きたいと思うような有名な展覧会は人ごみが多く、ゆっくり見ようと立ち止まっると人の流れがつかえてしまったり、他方で目玉展示品は人だかりで殆ど見れなかったり、といった残念な経験を多く重ねているのではないかと思う(過去に行った某展覧会の経験ですが、わざわざ遠出したにもかかわらず、急いで走っただけ、という感じでした)。

今回の出光美術館は、休日に大勢の人が訪れるような大規模な展覧会ではなく、また美術品としても超が付くほどの一級品は多くなかった印象を受けていたものの、その為にかえって何にも強制される事が無く、十分に自分が見たい作品を見ていられる余裕があった。

個人的に趣味は、ある程度長く続けることでより楽しめるものだと考えているが、秋の季節だけでも少しずつ芸術鑑賞を続けてみたいと思われる方は、さながら本屋に行く感覚で、例えば待ち合わせなどの隙間時間を使い、自分の趣味として長く楽しんでいくというのもアリなのではないかと思う。
東京駅周辺でも出光美術館以外にブリヂストン美術館など他にも美術館があり、季節ごとに違った展覧会が行われている (出光美術館は入館料1,000円程度であり、金曜日だと午後7時までやっています)。

何かと疲れた現代人にとっては、都会に、身近にこそ憩いの場所があっても良い、と感じた次第である。

Written by 身軽な趣味がFavorite

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