メニュー
TIW Cafe

飯田橋は自然の宝庫 -kurukuru-

2013年05月02日

職場が新しい住所に変わり1ヵ月半が過ぎた。合わせて通勤経路も変更している。
グルグル回る電車を使っているので外回りも内回りも乗ることはできる。そしてバックストレートに入ったところで総武線へ乗り換えのイメージである。最初は最短距離を見つけるために何両目に乗って、このあたりがベストポジションなどと場所を見つけていたが、3?4日もあれば終わってしまう。その後はできるだけ心地よい通勤を心がけるように?しばらくは目をグルグルさせフラフラと通勤していた。

それが、3月の下旬から固定的となっている。最初は四ツ谷から飯田橋までの外濠公園の桜を見ることが目的だったが、今は外濠公園の生物観察である。桜を見がてらカモとなんだか大きな鳥もいるなぐらいの認識であったが、桜は徐々に散りだんだんと目線はカモに移っていった。ちなみに大きな鳥は釣堀に止まっていることが多かったが、日を経るごとに飯田橋よりの土手、飯田橋のカナルカフェ付近の堀の中央にある台の上と移動していき、見えなくなった。同じ頃カモは毎朝クルクル回っていた。もしかすると求愛の動きかと思っていたが、あまりクルクルしているものだから、調べてみるとエサを取っているらしい。

そのカモも4月下旬近くから姿が見えなくなった。渡り鳥のはずだからどこかへ行ってしまったのだろうが日々の些細な楽しみであったため残念である。しかし、今は入れ替わりで鵜のような鳥がいるがクルクルには負ける。ただ、絶えず鳥が見られるので、他には何が見られるのかと思い、千代田区役所のHPをのぞいてみた。すると、外濠だけではないがホテルニューオータニの斜面にはカブトムシが確認されているようだ。水際の浅瀬にはチョウトンボやテナガエビ、サワカニやニホンヒキガエル、カワセミも見ることができ、皇居や赤坂御所ではタヌキの生息も知られているようだ。なお、外濠公園の上智大グランドに面した斜面にはツリガネニンジンやカントウタンポポなどが生息しているようだ。これは電車からは見られない。
カモのことは書いていなかった。あまりに気になったものだから、千代田区役所の公園管理部門に電話してみた。気になることは一つ、「あの?外堀にいたカモがいなくなったのですが、どこに行くかわかりますか?」もしかしたら、変な人から電話がかかってきたと思っただろう。担当の方は、「あまり鳥の生態には詳しくないとの前置きがありつつ、」やはり渡り鳥のため移動をするとのこと、その先までは把握できていないものの、このあたりでは上野公園からの行き来があるようだとのこと。さらに遠くへの移動も考えられるが、そこはわからない。環境課や日本野鳥の会なら把握しているかもしれないとのこと。ご丁寧に対応していただきありがとうございました。

千代田区には上記の生物が生息しており、外濠公園では3月?4月には電車越しにカモを見ることができる。そして今は鵜。なんと釣堀に接したところには亀もこの数日見えている。さらに、飯田橋ラムラという駅ビルそばの外濠の端にはコイや亀が多数、サギが2羽いた。生き物だけに注目していると、飯田橋付近はなんと自然の宝庫なのでしょう、とほっこりするのであります。

Written by kurukuru

TIW Cafe 一覧 TOPへ戻る