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しかし、良いモノに国境はナシ? -すとまっく・くろー-

2012年10月15日

昨今、国際情勢は緊迫したニュースが日々飛び交い、様々な面で非常にかまびすしくなってしまっている。
しかし、少し角度を変えて眺めてみるとグローバル化は止まるどころか、日々少しずつでも前に進んでいるようだ。
個人的な話で恐縮だが、例えば、筆者が愛用している製図用のシャープペンシルとして有名な”ぺんてる”の「グラフギア 1000」(個人的には、三菱鉛筆の「ピュアモルト シャープペン」も質感が良く、非常に手に馴染み易い為、オススメです)、は米Amazonなどで、回答数180人超の中、星4.5と大変な評価を受けている。

飲食物に関してはもっと反応が良く、例えば現在インドネシアでは「ポカリスエット」が大流行だそうで、年間で4億本以上の売上と、日本全体での販売量の半分程度にまで迫っているとのことである。
理由は、インドネシアには蚊が媒介する「テング熱」という熱病が度々流行する事に加え(高熱時の水分補給)、同国にはイスラム教徒が多く、一ヶ月ほどの断食(日没後に食事をとるとのこと)中に、体調を崩さないようにと、同飲料が流行っているようだ。

かつての海外では日本人を魚食いなどと揶揄したそうだが、現状では、世界的に寿司ブームが起きており、現在のNYにおいては、とんかつ、カレー、お好み焼きなどの大衆食がかなり現地で受け入れられているようである。

グローバル化は見知らぬ人々における互いの距離そのものが近くなることから、当初はぶつかり合う場面も多々あるだろう。

しかし、個人的な見解として、文化摩擦は第一世代、次の世代(15年後ぐらい?)は、幼少期から異国の文化も身の回りにあるものとして無意識に慣れ親しんでいることから、違和感なく日常生活を満喫しているのではないか、と思われる。
恐らく、近年のグローバル化は、昨今の不況や領有権問題などで完全に悪化、或いはその流れが止まったかのように見えるが、個人レベルで、また日常生活のあらゆる場面では、商品を通し、時間をかけつつ、人々はこれからも益々密な関係へとなっていくのではないだろうかと考えた。

胃袋を掴んだら、勝ちだ、とは良く言ったものである(笑)。

Written by すとまっく・くろー


 

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