●国際計測器（7722）【1 → 2+】
「今期から来期にかけ収益の伸び悩む可能性がある」
15/3期業績は、売上167億円（前期比28％増）、営業利益34億円（同62％増）となり、会社計画を上回って着地。引き続き主力のバランシングマシンが中国タイヤメーカー向けに大きく伸長し、工場稼働率も高まったことで、利益率も大きく向上した。ただ、バランシングマシンの四半期受注は減少基調で、今上期の売上は一服する可能性がある。
予想ROE：18.4％　PBR:2.6倍、来期予想PER:11.9倍、来期予想EPS成長率：5％
Fモデルによる理論株価：1984円 （6月22日by 服部隆生）

●きちり（3082）【2 → 2+】
「15/6期は計画未達の可能性が高いものの、成長に向けた基盤づくりの時」
15/6期3Q累計時点で、約1億円計画を営業利益が下回っている模様である。新店舗の立ち上がりの遅れ、4Q出店店舗の先行投資の計上、プラットフォーム事業の契約時期のずれ込み、EATALY事業に関わる先行投資負担、による。16/6期は、一時的なコスト要因がなくなる事やプラットフォーム事業の収入拡大、などを加味すれば一転大幅増益が見込まれる。
予想ROE：20.0％　PBR:4.4倍、来期予想PER:13.9倍、来期予想EPS成長率：37％
Fモデルによる理論株価：654円 （6月26日by 藤根 靖晃）

●プロトコーポレーション（4298）【1 → 2+】
「物販関連体質強化とGoo関連収益基盤拡大による業績回復を見込む」
15/3期は前期比11％営業減益で着地。中古車販売が伸び悩む中でも主力のGoo関連、Gooシリーズは堅調に推移したが、消費増税などによる物販関連の想定以上の苦戦から減益、計画未達。16/3期は消費増税影響が一巡する中で、物販関連の底上げやGoo関連において「MOTOR GATE」や「GooPit」の取引社数増加により大幅営業増益を計画。
予想ROE：11.5％　PBR:1.5倍、来期予想PER:10.6倍、来期予想EPS成長率：10％
Fモデルによる理論株価：2735円 （6月26日by高田悟