●日医工(4541)【2+ → 2+】
「後発医薬品の使用促進策が浸透」
15/3期は前期比22.6%増収、30.3%営業増益。営業利益は増収が原価高、販管費増を吸収、2桁増益。売上原価率は上昇したものの販管費率の低下によりカバー、営業利益率は7.6%と、0.5ポイント改善。16/3期会社予想は前期比8.0%増収、29.9%営業増益と、堅調な業績を持続する見込み。
予想ROE:11.8% PBR:2.4倍、来期予想PER:19.1倍、来期予想EPS成長率:8%
Fモデルによる理論株価:2,246円 (6月3日by森田青平 )
●トピー工業(7231)【2+ → 2+】
「新電炉や売電貢献により16/3期は大幅増益の見込み、回復基調が続く」
15/3期は鉄鋼事業の増益でSGOR低迷や中国建機向け足回り部品の需要減などによる自動車・産業機械部品事業の業績低調を補い2桁営業増益。鉄鋼事業増益にはメタルスプレッドの改善、コスト削減や円安が寄与。16/3期は連続で増益を計画、上ぶれ余地があろう。
予想ROE:5.2% PBR:0.8倍、来期予想PER:10.4倍、来期予想EPS成長率:35%
Fモデルによる理論株価:376 (6月3日by高田悟 )
●第一実業(8059)【1 → 1】
「堅実な事業展開が続く、バリュー株、成長株として割安感」
15年3月期の連結業績は立ち上がりに貸倒損失、期末に事業譲渡損失が発生したため、利益の伸び率は低く抑えられたが、事業展開自体は堅調で、16年3月期は再び2ケタの増収増益基調に復する見通しである。中期的な増収増益が続く見通しにあることを考えると、同社株の魅力は大きく、投資評価は「1」を継続。
予想ROE:9.7% PBR:1.0倍、来期予想PER:7.6倍、来期予想EPS成長率:22%
Fモデルによる理論株価:1,193円 (6月5日by 杉山勝彦)