●プロトコーポレーション (4298)
「物販関連苦戦を織込んでも2桁営業増益見込みに変化なし」
2015/3期上期(4-9月)の営業利益は前年同期比6%増の25.9億円となった。物販関連の悪化で大幅減収となったが、コスト削減の徹底などにより増益。会社営業利益予想を1.4億円過達。通期計画は売上高予想を下方修正。営業利益見込みは期初予想を据え置く。
予想ROE:12.0%、PBR:1.3倍、来期予想PER:9.7倍、来期予想EPS成長率:+7%
(12月8日 高田 悟 )
●ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)
「産業用ロボット向け堅調継続。中国スマホ製造自動化加速に期待」
中国メーカー製スマートフォンの販売量が急激に増えている状況に加えて、中国政府の政策によって同国内の労働力確保が更に困難さを増している状況下、当該製品についても、製造の自動化は加速すると予想する。堅調な自動車向け需要に加え、足下で更に進んだ円安の効果も併せて同社の業績改善はさらに進むと見て、TIW業績予想を引き上げる
予想ROE:15.3%、PBR:4.7倍、来期予想PER:26.1倍、来期予想EPS成長率:+15%
(12月8日 糸井 正和 )
●ジーエス・ユアサ コーポレーション (6674)
「環境車用電池や海外の成長余地などを踏まえると株価には割安感が強い」
上期は会社営業利益計画を6億円上回り着地。会社は通期予想を据え置くが、後半大きく減速する要因もないとTIWでは見ており従来どおり会社計画過達を予想。2016/3期はアイドリングストップ車用鉛電池やHV、PHV車用リチウムイオン電池など環境車用電池の増やアジアを中心とした海外堅調による増益をTIWは予想。
予想ROE:10.6%、PBR:1.5倍、来期予想PER:9.7倍、来期予想EPS成長率:+30%
(12月12日 高田 悟 )