藤森工業 (7917)
2年間にわたり業績の牽引役であった情報電子の偏光板用プロテクトフィルムの14/3期は液晶市場並みの伸長にとどまる可能性がある。しかし、ライフサイエンスがタイ子会社での生産販売が再開し、しっかりとした業績を確保できるだろう。指標面に過熱感は無く、株価は対TOPIXを上回る展開を予想する。
ROE 10.94%、PBR 1.63倍、来期予想PER 13.1倍、来期予想EPS成長率4%
〔5月20日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 2+→2+〕
きちり (3082)
13/6期TIW予想ROE25%台を考慮すれば、現株価はやや割安感のある水準。加えて、6月決算の同社は3ヵ月もすれば14/6期を基準とした評価に移行する。TIW予想業績をベースに算出した14/6期の予想ROEは35%前後となる。15/6期も出店を背景とした高い成長が見込める点を加味すれば、PBR6倍前後の評価が視野に入る。また、13/6期は新規出店が計画を下回るものの粗利益向上や店舗効率の改善から会社計画の利益水準は達成できる見通し。
ROE 25.37%、PBR 3.87倍、来期予想PER 10.8倍、来期予想EPS成長率41%
〔5月22日、担当:藤根 靖晃、Analyst Impression 1→1〕
東海理化 (6995)
14/3期会社計画は営業微増益に止まったが、トヨタ自動車成長見合いの先行投資が大きく影響しており懸念の必要はないと考える。また、増配予想に加え、14日開催の決算説明会では、トヨタ系向けに止まらず、海外ではフォードやスズキ(7269)向けなどトヨタ外への拡販が緩やかながら着実に進んでいることも確認できた。強固な財務、14/3期TIW予想ROE9%などを踏まえれば一段と高いPBRが許容されると考える。
ROE 9.00%、PBR 1.13倍、来期予想PER 10.5倍、来期予想EPS成長率12%
〔5月22日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+→2+〕