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今週の注目レポート

ケーヒン (7251) 富士重工業 (7270) キッセイ薬品工業 (4547)

2012年05月11日

ケーヒン (7251)
12/3期は前期比-7%の減収、同-50%の減益。大震災とタイ洪水による四輪車部品の出荷減と円高が利益半減の主な要因。13/3期は前期比+19%の増収、同+64%の増益を計画。主要取引先ホンダの四輪車販売挽回見込みと熱交換器事業の買収効果が増収見込みの背景。TIWでは会社計画を上回る営業利益217億円を13/3期に予想。熱交換器事業の利益貢献が見込める事や、新興国を中心とした二輪車部品等、中期的な成長余地が高いと考えられる。
ROE 9.22%、PBR 0.82倍、来期予想PER 6.9倍、来期予想EPS成長率19%
〔5月7日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1→ 1〕

富士重工業 (7270)
12/3期は、上期の大震災による海外販売減が最後まで響き減収、大幅営業減益。ただし、下期に大きく回復し、業績は当初計画を上回った。13/3期は生産制約が無くなり、主力「レガシィ」の大幅改良など商品力強化により世界販売は過去最高の721千台(前期比13%増)を予想。指標面に割安感がある事に加え、同社が選択と集中により着実に収益力強化を行っている事を評価したい。
ROE 9.77%、PBR 1.04倍、来期予想PER 7.8倍、来期予想EPS成長率25%
〔5月9日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2→ 2+〕

キッセイ薬品工業 (4547)
12/3期は、主力の排尿障害治療剤ユリーフと腎性貧血治療剤エポエチンアルファが伸長、2桁減となった既存製品の落ち込みをカバーし、0.3%増収、15.5%営業増益となった。13/3期は薬価改定と一部製品の販売権返還により減収減益となる見通しであるが、TIWでは同社の過去4期にわたる安定的な業績の下、買い入れ水準を誤らなければ新薬開発の伸長、自主株取得などのニュースで上値の機会があると考えている。
ROE 3.50%、PBR 0.59倍、来期予想PER 15.8倍、来期予想EPS成長率5%
〔5月10日、担当:森田 青平、Analyst Impression 2+→ 2+〕

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