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今週の注目レポート

ユタカ技研(7229) 日信工業(7230) 翻訳センター(2483)

2012年03月16日

ユタカ技研(7229)
TIWは12/3期通期計画の大幅下方修正で悪材料は出尽したと考える。(1)13/3期は大幅増益の見込み、(2)四輪車部品比重が高くホンダ(7267)四輪車生産回復の影響を強く受ける、(3)13/3期TIW予想PER5.4倍など株価指標面が割安、などから市場平均を上回る株価展開を予想する。浸水したホンダタイ工場は3月末に復旧の見込み。また、主要北米のホンダ販売も在庫回復と新型車好評により回復傾向。主要取引先ホンダが上期を中心に販売攻勢に向け挽回生産に動く方向、生産変動が大きかった前期に比べ生産効率の改善が見込める、などからTIWでは13/3期は大幅増益を見込む。
ROE 5.68%、PBR 0.69倍、来期予想PER 5.4倍、来期予想EPS成長率108%。
〔3月12日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2- → 2+ 〕

日信工業(7230)
株価は堅調だがなお上昇余地があると考える。(1)12/3期下期はタイ洪水影響を織り込んでも営業利益率6%台の想定で収益力の高さが評価できる、(2)主要ホンダ(7267)の国内生産増が期待できぬ環境下でホンダ外の主力車種に拡販がすすんだ点がポジティブ、(3)13/3期は大幅増益の見込み、(4)新興国二輪車向けとメカトロ製品伸長が中期的に業績を牽引するとの見方に変化はない、などによる。
ROE 3.82%、PBR 1.12倍、来期予想PER 11.5倍、来期予想EPS成長率135%。
〔3月13日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

翻訳センター(2483)
同社は、12/3期の期末配当予想を従来の4,000円から4,500円に修正する意向であると発表した(6月下旬の総会決議を必要とする)。修正後配当性向は会社予想EPSを基準にすれば42.1%となる。増配は、潤沢な現預金の活用手段とも言えるが、足下の事業環境が好調さを物語るものと考える。引き続き市場平均を大きく上回る株価パフォーマンスを予想する。今回の増配により再び予想配当利回りは3%台を回復するが、機関投資家など大口の投資家の株式購入が増えることによって株主数の減少が懸念される。株主数は2008年3月末の1,659人から緩やかな減少傾向にあり、昨年9月末では1,424人と14%減少している。同社の株価が企業価値に比べて低位に留まっているのは株式流動性が低いことが大きな要因として挙げられる。今後は流動性を活性化する施策が求められるであろう。
ROE 8.50%、PBR 1.14倍、来期予想PER 9.5倍、来期予想EPS成長率37%。
〔3月16日、担当:藤根 靖晃、Analyst Impression 1 → 1 〕

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