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今週の注目レポート

タカラトミー(7867) クラレ(3405) サンデン(6444)

2011年09月02日

タカラトミー(7867)
12/3期1Q決算は、前年同期比7%増収、営業利益は同79%減と大幅減益。海外売り上げ増加による原価率の悪化と、RC2買収に伴うのれん償却の発生が減益要因。1Qは国内玩具が苦戦したが、7月以降はデュエル・マスターズ、ポケモンなどが盛り上がってきており、通期の会社予想営業利益(117億円)は達成可能と考える。RC2買収による製品ラインナップの拡充や海外販売網の活用が中期的に寄与すると期待する。指標面では割安感が強い。
ROE 11.9%、PBR 1.26倍、来期予想PER 8.2倍、来期予想EPS成長率 11%。
〔8月29日、担当:岡敬、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

クラレ(3405)
12/3期1Q決算は、前年同期比3%増収、営業利益は同26%増。大震災で鹿島工場が被災したものの、主力のPVAフィルムの好調が牽引した。13/3期以降には新製品「クラリティ」(アクリル系熱可塑性エラストマー)や米国でのポバール設備投資の寄与が期待され、営業利益最高益更新が続くと見込まれる。
ROE 9.55%、PBR 1.06倍、来期予想PER 9.9倍、来期予想EPS成長率 9%。
〔8月30日、担当:高橋俊郎、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

サンデン(6444)
12/3期1Q決算は、前年同期比で売上高横ばい、営業利益は同91%減となった。円高、原材料価格上昇、投資増によるコストアップ、震災の影響から大幅減益となった。大幅減益であるが、1Q決算は会社側の想定範囲であり、2Q以降は日系自動車向け販売の回復が見込まれる。しかしながら、TIW予想業績は、世界景気後退観測の高まりから欧州自動車向けを下方に見直すことで下方修正し、12/3通期の営業利益は会社計画並み(60億円)とする。外購費の見直しなど根本的な調達構造の見直しにより収益拡大余地があり、株価には割安感が強い。
ROE 12.71%、PBR 0.93倍、来期予想PER 3.3倍、来期予想EPS成長率 92%。
〔8月30日、担当:高田悟、Analyst Impression 1 → 2+ 〕

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