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今週の注目レポート

三菱電機(6503) 日信工業(7230) いすゞ自動車(7202)

2011年08月12日

三菱電機(6503)
12/3期1Q決算は、前年同期比4%増収、営業利益は同1%増益。自動車機器の操業度低下があったものの、産業メカトロニクス、家電はエアコンの販売が好調。会社側は通期予想を小幅に引き上げた。海外の社会インフラ関連需要の安定的成長、産業メカトロニクスの高い競争力及び収益力、高シェアを持つパワーデバイスの成長余地を鑑みれば株価は評価不足。
ROE 12.02%、PBR 1.72倍、来期予想PER 10.1倍、来期予想EPS成長率 29%。
〔8月9日、担当:服部隆生、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

日信工業(7230)
12/3期1Q決算は、前年同期比17%減収、営業損益は同46%減益。大震災に伴うホンダ(7267)向け四輪の生産減が響いたが、二輪を中心としたアジアの増益により営業黒字を確保。1Q決算発表時に通期計画及び3ヵ年中期計画を公表した。会社計画では四輪生産回復により下期営業利益率8.1%を見込む。新中期経営計画では攻めに転じ、総額300億円の投資により最終年度(14/3期)に売上高2,050億円を目指す(11/3期実績は1,647億円)。ABSやVSA(車両挙動安定化制御システム)などメカトロ製品の市場拡大を背景に中期成長が期待できる。
ROE 6.00%、PBR 0.99倍、来期予想PER 11.2倍、来期予想EPS成長率 42%。
〔8月9日、担当:高田悟、Analyst Impression 2 → 2+ 〕

いすゞ自動車(7202)
12/3期1Q決算は、前年同期比22%減収、営業損益は同40%減益。大幅減益は供給制約による売上減少、為替変動などが背景。大震災で低下した工場稼働は6月に完全に正常化した。アジア地域を中心とした海外での商用車需要は底堅く、今後の販売・生産活動は堅調なものが見込めるだろう。加えて、国内トラックには潜在的な復興需要がある。ローコストオペレーションの定着により円高、原材料高を克服して中期的な収益拡大が期待できる。
ROE 17.22%、PBR 1.76倍、来期予想PER 7.5倍、来期予想EPS成長率 17%。
〔8月10日、担当:高田悟、Analyst Impression 1 → 1 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?&action=tp1&sa=column&p=cat05 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

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