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今週の注目レポート

扶桑化学工業(4368) ホンダ(7267) カルソニックカンセイ(7248)

2011年07月22日

扶桑化学工業(4368)
主力製品の半導体研磨用途のCMPスラリー原料などになる超高純度コロイダルシリカは半導体市場の伸長に沿って堅調に推移する。原材料の内製化や外販も業績の上乗せ要因となる。向こう数年は、営業最高益の更新継続が可能と予想する。TIWでは12/3期営業利益は48.5億円と会社予想47億円より上乗せを見込んでいる。超高純度コロイダルシリカは大震災後一時的に販売が停滞したが、現在では順調に推移している模様。12/3期PER 5倍台、PBR1.0倍割れは割安感が強く、株価の上昇余地はあると考える。
ROE 15.06%、PBR 0.91倍、来期予想PER 5.7倍、来期予想EPS成長率 -9%。
〔7月19日、担当:高橋俊郎、Analyst Impression 新規カバー → 2+ 〕

ホンダ(7267)
12/3期増配見込みはポジティブ。四輪生産のボトルネックとなっていたマイコンなどの供給不足が従来想定以上に早く解消されつつあり、12/3期は同社計画を大きく上回る可能性が高い。TIWでは12/3期営業利益4,000億円(会社予想2,000億円)を見込む。
ROE 7.66%、PBR 1.30倍、来期予想PER 9.3倍、来期予想EPS成長率 72%。
〔7月19日、担当:高田悟、Analyst Impression 2 → 2+ 〕

カルソニックカンセイ(7248)
12/3期会社計画は増収増益、増配を見込む内容となっている。
大震災からの生産体制の早期復旧と客先の増産計画が増収見通しの背景。7月19日に11年度から15年度までの新中期経営計画を発表。新興国、小型車、環境車を成長分野と位置づけ、電子制御技術、熱マネジメント技術などとともに排気系製品なども持つなどの同社の強みを生かすことに徹する方向。ただし、独占禁止法違反の疑いで当局からの立ち入り検査を受けており、この動向には注意が必要である。
ROE 18.05%、PBR 1.34倍、来期予想PER 8.1倍、来期予想EPS成長率 -24%。
〔7月21日、担当:高田悟、Analyst Impression 2+ → 1 〕


TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出
しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?&action=tp1&sa=column&p=cat05 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

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