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今週の注目レポート

ワコム(6727) ユタカ技研(7229) 日本ゼオン(4205)

2011年07月01日

ワコム(6727)
12/3期は、プロ向け高精細液晶パネルの調達難と国内消費減速が上期にマイナス要因として見込まれる一方で、下期にはこうした一時的要因の解消と海外年末商戦に向けた新製品投入効果によって増収、増益を達成する見通し(会社見通しは前期比売上高10%増、営業利益13%増)。短期的には業績をさらに押し上げる材料には乏しいが、中国など新興国のデジタル画像処理需要の高まりから、タブレット製品並びにコンポーネント事業の拡大ポテンシャルがある。
ROE 11.74%、PBR 1.99倍、来期予想PER 13.4倍、来期予想EPS成長率 20%。
〔6月27日、担当:服部隆生、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

ユタカ技研(7229)
決算発表時に見合わせていた12/3期業績予想を6月23日に公表。ホンダ(7267)の直近のグローバル四輪生産台数と80円/米ドルを前提に大幅減収減益を予想。下期は挽回生産により前年下期と同程度の収益水準を見込むが、上期は減産の影響が響く。上期の業績落ち込みは一時的であり、中国やインドでの能力拡充や現地調達の推進、HEV車などホンダ最新車種での軽量化や低燃費面での貢献、などを踏まえるとホンダグループの新興国や環境戦略の担い手として中期的成長が見込めるとの見方は不変。PBR1.0倍を下回る水準には割安感があると考える。
ROE 7.00%、PBR 0.68倍、来期予想PER 4.6倍、来期予想EPS成長率 100%。
〔6月27日、担当:高田悟、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

日本ゼオン(4205)
自動車生産回復の前倒しにより12/3期は減益(TIW予想14%営業減益)ながらも高水準の利益を確保するものと予想する。中期的に環境タイヤ向け原料であるS-SBRの伸長や水素化ニトリルゴム「Zetpol」に拡大余地があり、今後数年に亙って業績拡大が期待できる。予想PER10倍を下回る株価には割安感が強い。
ROE 14.08%、PBR 1.44倍、来期予想PER 8.6倍、来期予想EPS成長率 5%。
〔6月28日、担当:高橋俊郎、Analyst Impression 新規カバー → 2+ 〕


TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出
しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?&action=tp1&sa=column&p=cat05 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。


 

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