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今週の注目レポート

トピー工業(7231) ケーヒン(7251) ソネットエンタテインメント(3789)

2011年06月24日

トピー工業(7231)
会社側は大震災により売上比率の高い自動車メーカー、建機メーカーの生産動向不透明から12/3期予想を未公表であるが、TIWは増益を予想。その理由は、足元では操業度が大きく上向いていること、完成車メーカーの生産正常化の前倒しと挽回生産が見込めること、建機・トラック向けは取引先の生産復旧も早く、海外需要は依然として旺盛であるとともに復興需要も期待できること、からである。
中期的にも、中国での建機向け加工・組み立ての強化、総合ホイールメーカーとしての競争力、電炉としての収益基盤の強さ、など踏まえるとPBR1.0倍を大きく下回る株価水準は評価不足と考える。
ROE 5.02%、PBR 0.62倍、来期予想PER 8.2倍、来期予想EPS成長率 45%。
〔6月20日、担当:高田悟、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕


ケーヒン(7251)
6月14日に会社側は12/3期業績予想を公表。上期は大震災による稼働低下で31億円の営業赤字を見込み、下期は挽回生産により営業利益105億円(前年同期比では21%増)を予想。通期営業利益見込みは66%の減益であるが、ホンダ(7267)の生産計画が同社前提を上回っているなど会社計画は保守的。2020年に内燃機関系の製品・技術を柱に、空調関係を第2の柱に、ハイブリッド車及び電気自動車系、油圧系を第3の柱に育て、売上高6,000億円、営業利益率8%を目指す意欲的なビジョンを表明。中期的な成長可能性を考えれば評価不足と考える。
ROE 5.48%、PBR 0.97倍、来期予想PER 7.9倍、来期予想EPS成長率 114%。
〔6月21日、担当:高田悟、Analyst Impression 1 → 1 〕


ソネットエンタテインメント(3789)
12/3期も引き続き業績拡大が見込まれる。引き続きブロードバンド会員の獲得競争において優位性を持つ。中期的にも契約者数の増加と獲得コストの減少に伴いネットワーク事業の利益増が見込まれる。また、ゲーム事業においては「Wizardry Online」の拡大に加えて、北米からの撤退など損益改善が見込まれることも後押しとなる。
ROE 6.27%、PBR 1.25倍、来期予想PER 15.5倍、来期予想EPS成長率 22%。
〔6月22日、担当:鈴木崇生、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出
しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?&action=tp1&sa=column&p=cat05 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

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