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今週の注目レポート

デンソー(6902) オリエンタルランド(4661) オムロン(6645)

2011年05月13日

デンソー(6902)
震災の影響から若干の計画未達ではあるものの、11/3期は損益分岐点低下後の操業回復により38%営業増益。12/3期の大幅減益は避けられないものの、1)同社供給面に大きな支障はないこと、2)日系自動車メーカー向けの悪化が見込まれる中でも非日系向けが支えになる、3)トヨタグループ外への拡販が確実に進展していること、は評価できる。13/3期は震災の影響一巡とトヨタグループ外の拡販加速から営業利益2500億円レベルへの急回復が見込まれる。
ROE 3.79%、PBR 1.09倍、来期予想PER 12.3倍、来期予想EPS成長率 129%。
〔5月9日、担当:高田悟、Analyst Impression 1 → 1 〕

オリエンタルランド(4661)
震災による開園の遅れや消費マインドの低下などから入場者数は当面伸び悩むと考えられるが、電力供給の問題から営業時間短縮などが生じなければ、年間2,500万人超の入場者数も予想される。「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」など新規アトラクションもオープンしており、徐々に通常の入場者数に戻ってくると思われる。収益力は安定しており、株価は緩やかな回復トレンドへ。
ROE 8.15%、PBR 1.61倍、来期予想PER 16.5倍、来期予想EPS成長率 13%。
〔5月10日、担当:岡敬、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

オムロン(6645)
11/3期は18%増収、営業利益は3.7倍と急回復。主力のIAB(工業自動化用制御機器)は33%増収で国内外ともに好調に推移。国内のIABは4月に入って非常に強い引き合いがある模様であるが、部品逼迫を睨んだ前倒し発注の可能性もあり確認が必要。しかし、中国・アジアでの堅調な需要を受けて12/3期は増収増益を確保できると予想する。引き続き株価に上昇余地があると考える。
ROE 9.73%、PBR 1.57倍、来期予想PER 12.3倍、来期予想EPS成長率 21%。
〔5月10日、担当:服部隆生、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?&action=tp1&sa=column&p=cat05 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して3銘柄を選択しています。※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

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