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今週の注目レポート

愛三工業(7283) THK(6481) 電気化学工業(4061)

2011年04月01日

愛三工業(7283)
2月末までは会社計画を上回るペースで業績は推移していたものと推測される。主要工場は愛知県に集中しており、震災による設備への被害は無いが、トヨタ自動車(7203)など取引先の操業停止の影響が不透明。ただし、ハイブリッド車向け製品の伸張、現代自動車向けビジネスの拡大、新興国での二輪向けEFI(電子噴射制御)の拡大などによって下支えが期待される。PBR1倍割れには割安感。ROE na、PBR 0.85倍、来期予想PER 12.8倍、来期予想EPS成長率黒字化。
〔3月29日 担当:高田悟、Analyst Impression 2+ → 2+〕

THK(6481)
震災の直接的な被害は無かった模様。同社は国内各生産拠点の状況をWebで随時公開・更新しており、現状では山形工場が電力供給にあわせた稼動状態(50?90%)であることを除けば、ほぼ平常時と同じである。12/3期は関東地方の夏場の電力供給が懸念材料であるが、アジア向けでの市場拡大余地や現地化の取り組みから業績が大きく後退する懸念は低いと考えられる。
ROE 7.29%、PBR 1.56倍、来期予想PER 16.5倍、来期予想EPS成長率24%。
〔3月30日 担当:高辻成彦、Analyst Impression 担当者変更 − → 2+〕

電気化学工業(4061)
千葉工業のスチレンモノマーはコンビナート火災の影響による原料供給減から一部稼動を見合わせているが、調達先を変更することで稼動再開が可能な模様。クロロプレンゴムは海外需給のタイト感から堅調に推移、LED用サイアロン蛍光体はLEDテレビの伸張に沿って拡大が見込まれる。計画停電の影響が懸念されるが復興に伴ってセメントや混和材の増加も期待される。
ROE 8.39%、PBR 1.24倍、来期予想PER 12.4倍、来期予想EPS成長率16%。
〔4月1日 担当:高橋俊郎、Analyst Impression 1 → 2+〕

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