25/10期上期は駐車場事業国内堅調により経常利益は概ね計画線で推移
＜投資評価は「2+」（Outperform）を維持する＞
TIWでは投資評価は「2+」を維持する。その理由は、（1）英国事業における「英国版タイムズパーキング」の件数・台数に誤りが発覚し、その調査等で決算発表等が延期されていたが、その原因究明なされ再発防止策が敷かれたこと、また、本件に伴う訂正は駐車場の件数・台数の非財務情報の修正にとどまり、過年度の財務情報の訂正がなかったこと、（2）①閏年の前年に比べ日数が1日少なかったが、それでも、中核の駐車場事業国内で前年並みかつ計画を上回る事業利益を確保したことや、②特別損失の影響から通期純利益予想が下方修正となったが、年間配当金予想は増配予想が維持されたこと、などが25/10期上期（11-4月）決算ではポジティブである、（3）上期はモビリティ事業においてカーシェア利用のみの台・月当たり利用料が前年同期に比べ減少したが、高稼働エリアに対し増車ペースを加速したときに起きる現象とみられ、TIWでは懸念は不要と考えること、（4）①駐車場事業国内での厳選開発とサービス強化による稼働向上、②まだまだ市場成長が見込めるカーシェアを中心としたモビリティ事業での会員数の更なる増加と適切な増車、などにより同社の成長余地は大きいとTIWではみること、などによる。
"・・・（高田 悟）
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2025年07月22日 掲載