CTC及びFC・MDで受注は回復基調、下方修正も大幅営業増益見通しに変化なし
<投資評価は「2+」を維持、前期上期を大底に回復が続く>
25/3期3Q累計(4-12月)は大幅増収、大幅営業増益の好決算。3Q累計決算では、売上比重は高いが収益性が低いことが課題であった車載用アンテナを主要製品とするVCCSセグメントで日系自動車生産低迷にも関わらず確り利益を確保し、同セグメントで損益の安定化が図られていることが確認できたことがポジティブである。また、中間時点で上方修正した通期営業利益計画は下方修正となったが、24/3期上期(4-9月)を大底とした業績の回復基調が続いていることから大きな懸念は不要と考える。更には、TIWではVCCSセグメントでの安定収益確保と半導体検査需要回復・拡大に伴うCTS(主要製品:半導体検査用ソケット及びプローブカード)セグメント及び、顧客の過剰在庫解消によるPOS端末向け受注回復等に伴うFC(同:電子機器用微細コネクタ)・MD(同:医療機器用部品/ユニット)セグメントの回復基調継続により増益基調を引き続き見込むことに加え、実績PBR0.68倍、26/3期TIW予想PER8.1倍などの株価指標面にも割安感があるため、投資評価は「2+」を維持する。
"・・・(高田 悟)
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2025年03月19日 掲載