主要インドで鉄道輸送を倍増(速報)
<コスト抑制、温暖化ガス排出削減などが主な狙い>
24日、日本経済新聞が朝刊5面で同社がインドでの完成車輸送で鉄道の利用を拡大すると報道。日本経済新聞との取材で同社社長が明らかにしたとのことだ。年間75万台の生産能力があるグジャラート工場など計2工場に引き込み線を設け、2023年度にも工場から直接鉄道での出荷を始める(現在の完成車鉄道輸送は駅まで車を運んでから貨車に積み替え)。トラック輸送に比べてコストを抑え、温暖化ガスの排出も削減する。インド事業全体で15%ほどだった鉄道輸送の比率を5年後に2倍の3割まで高め、環境配慮型の事業運営に磨きをかける。などが報道の要旨である。また、インドは国土が広く輸送距離が長距離に及ぶ。トラックでの長距離輸送は燃料費や通行料が嵩む。道路インフラも整備途上で鉄道輸送を増やすのはまとまった台数を安定的に運ぶ上でも有効な手段である。更には、インド国鉄も自動車向けの輸送車両の改良を進めてきたことなどが鉄道利用拡大を図る背景であるとしている。
"・・・(高田 悟)
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2022年09月26日 掲載