24/3期は成長投資を加速、増収を予想も営業利益は減益を計画
<投資評価は「2+」(Outperform)に変化なし>
①23/3期は大幅営業増益確保の好決算となったが、二輪(構造改革が進み同事業の営業利益率は過去最高の8.8%へ上昇)、マリン事業での好業績確保によりポートフォリオのバランス改善が進んだことが注目される。②24/3期計画は営業減益見込みとなったが前倒しでの成長投資加速(固定費増、研究開発費増、減価償却費増加で合計▲1,171億円の減益影響を24/3期は想定)が主因であり、外部環境悪化影響(為替変動▲350億円、原材料価格変動▲200億円)を除く実質では+344億円の営業増益を見込んでいることから懸念は不要と考える。更には、③インドやアフリカ四輪市場の成長取り込みにより中期的な成長が期待できることや、④株主還元強化の動き[24/3期は23/3期と同額以上の配当を目指すとし、600万株、200億円を上限とする自己株式取得を実施(5月16日~9月30日予定)するとした]もポジティブであり、投資評価は「2+」を維持する。
"・・・(高田 悟)
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2023年05月17日 掲載