24/11期上期は営業利益計画未達、販売店が伸び悩む
<投資評価は「2」(Neutral)に変化なし>
1日発表の24/11期上期(12-5月)決算では、2Q(3-5月)単独が2桁営業減益となり、営業利益が上期計画を下回ったことがネガティブである。減益及び計画割れの主因は社員定着率低下や新人比率上昇等による成約率低下等による中核事業である販売店の粗利益の伸び悩みである。ビッグモーター社(以下、BM)不正問題等を受け中古車販売への信頼回復に向け営業面の制度を大きく見直したが、その影響が現段階では業績を抑える方向に効いており、効果具現にはまだ時間がかかり従来(BM問題発生前)のような高成長を当面見込みがたいと考えるためTIWでは上値の重い株価展開を予想する。とはいえ、買取店,整備店等の販売店以外の事業部は好調であり、販売店の2Qの台当たり利益も1Q(12-2月)からは改善したことなどからTIWでは前期4Q(9-11月)から今期1Qにかけてを業績の底とみることに加え、決算発表後の株価急落で悪材料は概ね株価に織り込まれたとみることなどから投資評価は「2」(中立)を維持する。
"・・・(高田 悟)
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2024年07月04日 掲載