主要米国での8月の販売台数は大幅増、毎月前年を上回る販売が続く
<投資評価は「2」→「2+」(Outperform)へ引き上げる>
前回8月13日にTIWでは投資評価を「2+」→「2」へ引き下げた。25/3期1Q(4-6月)決算で営業利益が為替による増益影響を除く実質では減益となったこと、米国での販売奨励金増加により計画進捗に若干遅れがみられたこと、急激な円高進行などを市場が当面嫌気するとみたことによる。ただし、世界販売台数の約7割を占める米国販売が好調に推移しており、新型フォレスター効果もあり米国での台当たり販売奨励金は今後下がっていくとみられること、円高進行も足元の為替は同社計画前提並みの水準にあることなどから米国で過去最高水準の小売販売台数を目指す通期営業利益計画の達成は1Qの計画進捗にやや遅れがあるとはいえ十分達成可能とTIWはみる。更には、25/3期は営業減益予想とはいえ高水準の利益確保が見込める中、株価指標面にも割安感が強いため投資評価は「2+」へ引き上げる。
"・・・(高田 悟)
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2024年09月30日 掲載