限界利益率の改善が続く、上期は2桁営業増益、営業利益率は14%台へ上昇
<投資評価は「2+」を維持、業績堅調、指標面に割安感>
TIWでは投資評価は「2+」を維持する。その理由は、(1)25/3期上期(4-9月)は厳しい事業環境下(日系自動車販売が中国やアセアン地域で低迷、自動車生産も伸び悩む)で2桁営業増益となり営業利益率14.3%(前年同期11.6%)確保の好決算となった、(2)上期決算では①為替による増益効果21億円を除いても営業段階で増益を確保したこと、②その要因の一つとして限界利益率の改善が着実には図られていること、③日系サプライヤーが苦戦する北米と中国の利益を確り伸ばしたことなどが評価できる。更には、(3)25/3期は営業過去最高益更新を見込む同社計画に上振れ余地があるとTIWはみること、(4)主力の合成樹脂事業では提案型営業の継続等により国内での自動車1台当たりの同社製品平均搭載金額の着実な増加が図れていることなどから中期的にも堅調な業績展開が見込めることに加え、以上を踏まえると、(5)25/3期TIW予想PER13.2倍などの株価指標面にも割安感があるとTIWではみることなどによる。
"・・・(高田 悟)
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2024年11月22日 掲載