上期はVCCSが大幅増益、CTCとFC・MDが黒字化、通期営業利益計画を上方修正
<投資評価は「2+」を維持、前期を大底に回復局面が続く>
25/3期上期(4-9月)は大幅増収、営業黒字化の好決算となった。上期決算では、売上比重は高いが収益性が低いことが課題であった車載用アンテナを主要製品とするVCCSセグメントの利益が日系自動車生産の低迷にも関わらず大幅に増加し、全体の業績改善に大きく寄与したことが高く評価できる。また、CTS(主要製品:半導体検査用ソケット及びプローブカード)及びFC(同:電子機器用微細コネクタ)・MD(同:医療機器用部品/ユニット)セグメントの見通し改善により中間時点で通期営業利益計画上方修正した点もポジティブである。引き続き、VCCSセグメントでの安定収益確保と半導体検査需要回復・拡大に伴うCTSセグメントの回復、顧客の過剰在庫解消によるPOS端末向け受注回復等に伴うFC・MDセグメントの回復により増益基調が見込め実績PBR0.83倍などの株価指標面にも割安感があるため、TIWでは投資評価は「2+」を維持する。
"・・・(高田 悟)
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2024年12月19日 掲載