引き続き米州事業が厳しい、3Q単独の調整後営業利益は横ばいにとどまる
<投資評価は「2」(Neutral)に変化なし>
同社の場合、ニッチではなくマスでの戦いがある程度求められる中で、アジア廉価品タイヤの米州、欧州市場への流入の影響が厳しい。米国事業低迷から24/12期の調整後営業利益は3Q(1-9月)が前年から微減益、3Q(7-9月)は横ばいにとどまった。足元の業績が低調であることからTIWは当面、上値の重い株価展開を予想する。とはいえ、18インチ以上の乗用車/ライトトラック市販用タイヤの販売を確り伸ばし、財別ではSpecialties(鉱山・建設車両用、航空機用等)では確り増益を確保するなどプレミアムタイヤのビジネスを中心に米州事業以外は概ね堅調であり、3Q累計の調整後営業利益率は10.8%を確保し高水準の収益性を維持していることや、24/12期TIW予想PER10.7倍などの株価指標面にも割安感があるため投資評価は「2」(中立)とする。
"・・・(高田 悟)
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2024年12月23日 掲載