中間時点で25/3期営業利益計画を再度下方修正
<投資評価は「2」へ引き下げ、減益幅が更に拡大>
7月の1Q(4-6月)決算公表時に続き、中間時点で25/3期通期営業利益計画が再度下方修正され、25/3期の営業減益幅が前回予想から更に拡大する見通しとなったことがネガティブである。TIWは前回9月19日に日系、米系からの受注見通し拡大に基づく同社の米州での能力増強計画発表を評価し、投資評価を「2+」に引き上げたが業績回復が遅れていることから投資評価を引き下げる。とはいえ、2度にわたる計画下方修正は物量の変動影響が大きく、主要取引先の国内での挽回生産が見込める下期(10-3月)は上期(4-9月)から大幅営業増益を見込んでいること、資本効率向上に向けた取り組みを強化していることが評価できることなどから投資評価は引き下げも「2」(中立)にとどめる。先ずは3Q累計決算で25/3期上期が業績の底になるか否かを見極めたい。
"・・・(高田 悟)
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2024年12月23日 掲載