25/3期は小幅な営業増益予想を同社は維持、二輪好調が続く
<投資評価は「2+」を維持、株価は評価不足と考える>
中核の四輪事業が販売台数は減少(25/3期3Q累計[4-12月]のグループ販売台数は前年同期比297千台の2,817千台)し、営業利益も減少(同事業の3Q累計の営業利益は同12.6%減)し低迷しているが、①台数減は主に中国での厳しい市場環境の継続が主因であり主要米国市場での販売は堅調に推移していること、②利益減は市場全体の影響によるインセンティブの増加に加え、バッテリーEV関連での費用先行が大きく影響しており商品価値に見合う値付けなどにより収益力の底上げは着実に図られているとTIWではみること、などから四輪事業低迷への大きな懸念は不要とTIWは考える。むしろ、高収益の二輪事業での台数成長と金融サービス事業の増益で四輪事業の減益をこなし3Q累計でも、3Q(10-12月)単独でも営業段階で増益を確保したことが評価できる。波があっても強固な二輪事業と金融サービス事業を支えに中期的にも着実に収益拡大が続くとのTIWの従来からの見方に変化はなく、こうした中、実績PBR0.57倍の株価は評価不足とTIWでは考えるため、投資評価は「2+」を維持する。
"・・・(高田 悟)
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2025年03月06日 掲載