厳しい事業環境に変化はないが同社は営業増益、増配予想を維持
<投資評価は「2+」を維持、TIWは計画上振れを予想>
25/3期3Q累計(4-12月)は主要取引先であるトヨタ自動車(7203、以下トヨタ)を中心とした各先の生産伸び悩みに伴い操業が低下し、原材料価格上昇やインフレ影響を受ける厳しい事業環境となった。こうした中で2桁営業減益とはなったが、タイでの需要の大幅減少、中国での日系苦戦などに象徴されるように各地域で厳しい事業環境が続く中でも、全ての地域セグメントで黒字を確保した。厳しい事業環境に変化はないが、3Q累計決算公表時点では営業増益と増配を見込む中間時点で上方修正した25/3期予想を同社は維持した。TIWは据え置かれた計画には上振れ余地があるとみること、更には、主要製品の中期的な受注見通しが堅調とみられる点もポジティブであり、25/3期TIW予想PER8.7倍、実績PBR0.65倍などの株価指標面にも割安感があるため投資評価は「2+」を維持する。
"・・・(高田 悟)
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2025年03月07日 掲載