25/12期計画では売上、事業利益ともに過去最高更新を目指す
<投資評価は「1」を維持、株価は評価不足と考える>
24/12期は大幅増収、事業利益(日本基準の営業利益に相当)は大幅増益、売上収益、事業利益、事業利益率がともに過去最高となる好決算となった。タイヤ消費財での高付加価値商品の販売拡大とOHT(オフハイウェイタイヤ)事業でのM&Aを業績拡大と好業績に結ぶつけていることが評価できる。25/12期同社計画では事業利益は微増益の見通しとなったが、24/12期から円高を前提とし、上期(1-6月)に原材料高影響を重く見込み、2月のグッドイヤーからの鉱山・建設用タイヤ事業の譲受完了に伴い、買収関連で減益影響を織り込んでいる点などを踏まえると計画はポジティブな内容と言えよう。微増益とはいえ25/12期の事業利益は過去最高更新の見込みであり、更には、①タイヤ消費財での継続的なプレミアムゾーンの販売比率向上、②汎用カテゴリーでのコスト競争力アップ、③生産財での参入障壁が高く好採算が見込めるOHT事業の一段の拡大、などにより中期的にも堅調な業績展開に期待が持てる中、TIWでは25/12期TIW予想PER7.3倍、実績PBR0.68倍の株価は評価不足と考えるため、目標株価は4,660円を維持し、投資評価は「1」(Buy)を継続する。
"・・・(高田 悟)
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2025年03月31日 掲載