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マンガビジネス書侮れなし -small business-

2013年12月13日

昔の経験がふとしたことからつながった、という面白い感覚を得た。手軽に読めるマンガビジネス書のおかげである。

ある会社は組織図を作っているのだが、社長の目にかなう人材がいなかったために、ある人が1人で取締役部長、課長を兼任している人がいたそうだ。その名刺を見せてもらった時、わざわざ名刺に書く必要があるのだろうかと違和感を覚えた。
それから3年後。今の肩書きは取締役部長のみだそうだ。

組織としての枠組みを決め、その枠通りに任せられるようにするため、人材教育に力を注いでいたようだ。思えば、第二新卒が主力の会社のため、25歳頃での入社が多のだが、30歳前には主任(チーフ)にはしているようだ。体外的にはある程度の肩書きが必要という理由のようだ。そのため、社内は主任と課長(マネージャー)だらけだそうだ。しかし、対外的にはそれはわかりにくい。役職があるから、という理由で取引上が有利になる損得勘定と社員のモチベーション維持を利用しているようだ。

思えば、取材先でも4?5年担当していると昇進しているIRの方々がいる。
「ニッポンを支える課長昇進おめでとうございます」と社交辞令的な挨拶をすると、「対外的と内部は違いますよ、・・・・・・」と謙遜される方もいる。
しかし、立場が人をつくるのだろう。これまでアシスタント的な対応であった人が取材対応の主役となるため、それまでの雰囲気とは違うことが多い。名ばかり管理職として、小売業を中心に話題ににしやすいからか、ニュースになることがある。しかし、給与支払いとは別として立場が人をつくるというところを支持したいと思う。

電車の横の席で女性マンガを読んでいると思われる中年をみた。あまりに気になり横目でジロジロみた。『コミック版 はじめの一歩を踏み出そう』という、マイケル・E・バーガーという著名な人の本であるようだ。

仕事に関係しないビジネス書はほとんど読まないが、有名であることがわかり、マンガは読みやすいということで購入した。なんと、スモールビジネス運営のためには、まず理想の組織をつくるために、1人何役も兼任する時期がある、ということが書いてあった。会社運営する中ではメジャーな考えなのかは知らないが新鮮な考え方であった。文章のみのビジネス書よりもマンガの方が時間短縮でもあり、理解しやすいことがある。マンガビジネス書侮れないと思った次第である。

Written by small business

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