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自分でやってみるということの大切さ -Forever Young-

2014年07月25日

車検満了日の7月28日が迫っていた。車は平成23年初度登録のホンダ小型車だ。購入後の走行距離は2万5,000キロ。不定期ではあるが隣にあるタイヤ量販店で足回りやエンジンオイルなどの簡単なチェックはやってきた。家内が毎日使うが特に問題はない。安心で楽だが整備工場に頼むと10万円以上はかかる。ネットで検索すると安さを売りにする代行業者が沢山ヒットする。ベストな選択は容易に出来そうにない。我が家は今、教育費が嵩む局面だ。削れる費用は削りたい。前の車の最後の車検はユーザー車検で済ませた。簡単で安かった記憶がある。とはいえ、この時は元ディーラー勤務の知人が手伝ってくれた。筆者は昼飯をおごり、検査を見学、お金を払っただけだ。実質ユーザー車検でなかった。

知人は今、近くにいない。ユーザー車検をするなら今回は全部を自分で完結しなければならない。出来そうな気もする。でもケチって失敗すると代償も大きい。さて、どうしよう。ネットでユーザー車検の手順をチェックする。検査コースにおける検査映像を何度か見る。少し記憶が甦った。何とか行けそうだ。と思った先週末に今週初めの午後でユーザー車検の予約を入れた。3連休に先ず自動車税納税証明書などの必要書類を揃えた。実質的なユーザーは家内だ。ボンネット開け閉め、発炎筒のありか、そして、ウィンカーやワイパーなど、検査される部位の操作方法を入念にチェックした。

22日(火曜)の午後、いざ出陣。予約30分前に陸運局に着いた。ユーザー車検受付で手順を確認。別棟で継続検査申請書などを購入、検査手数料、重量税などを支払う。申請書、検査票などを記入例に従い書き上げ受付へ提出。点検整備記録簿がなかったが、これは車検終了後に実施するということでOKになる。そして、直ぐに検査コースに並ぶよう指示を受けた。前方には一台が待つのみで空いていた。想定外にも心の準備の余裕もなく直ぐに検査が始まってしまった。最初の外廻り検査は週末の練習が生きスムーズにパス。予習時に今一イメージがわかなかった排気ガス検査は検査官に教えてもらい無事終了。スピードメータ検査でやや難儀した。最初にスピードを出し過ぎてしまった。ただし、2回目のトライでパス。無事終わるかと思ったがヘッドライト検査で躓く。左の光軸がまずかったようで、ライト調整後に再検査となった。ライト調整後、再度検査コースに並べと言われても調整する技術はない。どうなることかと思ったが、陸運局対面の車検テスター屋さんの紹介を受けそこで調整を完了。再度ヘッドライトの検査のみを受け無事合格。新たな車検査証の交付を受けステッカーを貰い無事全てが終了した。

自分で全てを完結した満足感、終わった安堵感で心は一杯だ。陸運局到着後、終了まで2時間弱。かかった費用は47,368円(検査代、書類費用、重量税、自賠責保険料)。車検にかけた費用としては過去最低。ライトに問題がなければもっと早く安く終わった。これならもう一台、車を持っても良い。車は安全が第一。だから敢えてユーザー車検を薦めるわけではない。ただし、車検は今後の安全を担保するための検査ではなく、今の健康状態の検査だ。少し乱暴かもしれないが、車はそう簡単に壊れるわけではない。具合が悪い所があれば何らかの徴候が現れる。だからその時に直せばよい。今回の経験を通じてあらためて気がついたことは、ちょっとした時間とITリテラシィがあれば人に頼まなくてもできることがかなりある、自分でやることで省ける余分な費用がある、今まで馬鹿馬鹿しいお金をかけてきたことがかなりある、ということだ。さあ、次ぎは何を自分の力でやってみようかと思うと、これもあれもといろんなことが頭を駆け巡った。

Written by Forever Young

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