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花粉症対策は政治家が発症すると解決が早まる?-たーめりっく-

2013年03月15日

小生は花粉症がひどい。昨年はたいしたことがなかったが、今年は体が付いていかない。思考能力は落ちるし、注意力散漫になるし、外出は億劫になる。自宅で1週間ぶりに自転車をみると黄色っぽい粉で覆われている。話題の砂や空気汚染の可能性もあろうが、小生は花粉と疑わない。黄色い悪魔の襲来である。都の発表によると2006年調査では都民の約30%が推定有病率と推定されているようだ。直近ではもっと多いだろう。妻も今年から発症した。もはや国民病である。

思えば、様々なところで『今日の花粉情報』といった天気予報的な情報しか流れてこない。対策としてはマスクをしましょう、規則正しい生活をしましょうといった自助努力を求めてくる。発症していないからそんなことを言うのか、言わされているのか、商売なのか。2月の中旬からみどりの日ぐらいまでが本当に憂鬱である。

憂鬱のあまり、政権交代でもしやすると何か対策は打ち出されないかと思いサイトを見た。しかし見つからず。
これまでどおり、植林のため植えた杉が輸入木材により伐採が遅れ、云々と解説が見つかる。質問サイトでは、なぜ国で対策をしないのですか?との回答に、自然保護やこの状況を作ったのは人間だから我慢しよう、など根性論が書いてある。追い討ちをかけるようにタバコや排気ガス云々とだんだん気が滅入る発言が目立つ。絶望した。数年前と何も変わっていない。

合わせて東京都は何かしているのではないかとみると、2006年度から「多摩地区のスギ林の伐採および花粉の少ない品種のスギや広葉樹への植え替えなどを50年計画で行い、今後10年間で花粉の量を2割削減する事業を始めることになった」。50年計画……生きてないかと思いつつ実行していることはしているのだ、となぜかほっとする。
しかも、周辺情報までつないでいくと、これは石原氏が都知事時代に自身が花粉症になったことから対策が開始された、となんとも素敵な動機であった。はじまりは、2005年5月2日の産経新聞のエッセイ「日本よ」をさしているらしい。Wikiによると「2006年3月10日の知事会見で「それは私、今まで花粉症じゃなかったけど、去年あるときなってから、急きょ、問題意識が。人間ってそんなもんだよ、それは」との記載が。

そんなもんだと思うと同時に、体調が回復したら国会の場でも撒き散らして欲しいと思った瞬間だった。
花粉症 統治者かかり こと動く

Written by たーめりっく

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