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うるうどし -Forever Young-

2016年02月05日

 今年は暦で1年が366日ある年、「うるうどし」に当たる。太陽暦と地球の自転速度とのずれを修正するため、基本的に4年に一度設けられる。「うるうどし」には4年に一度の夏のオリンピックが開催され、米国では任期4年と決めた米国大統領選挙が通常実施される。身近なところではオリンピックの年と決め、楽しいが、正月三が日の1日が潰れてしまう我が中学校の同窓会も開かれる。

地球が太陽の周りを一周するのにかかる日数が実は365日ではなく365.2422日であり、
1年で0.2422日の誤差なので、4年で0.9688日の誤差が生じることに計算の根拠がある。   この誤差を補正するため、4年に1回だけ1年を366日とする。それでも−0.0312日の誤差が残るので、400年の間に3回だけ「うるうどし」ではない、普通の年を作ることにした。

2月に「うるうどし」の1日を加えるのは、ローマ時代の暦が3月から始まり2月で終わっており、1年の最後の月で調整したことによる。また、「うるうどし」を漢字で書くと「閏年」と書く。この「閏」の漢字には、「あまり」とか「余分」という意味があり、余分な水分があると「うるおう」から「潤」という漢字が生まれたとも言われる。

さて、もうすぐ、4年に一度の特別な日、2月29日がやってくる。筆者にとっては3月の給料日までが1日長くなることにつらいものもあるが、夜中まで飲み会に費やした正月の1日を取り戻すチャンスでもある。2月が1日長くなるのは年度末の3月までに片付けねばならない仕事や用事が沢山ある場合はこれまたありがたい。しかし、地球という天体の動きの偶然から生じ、神様が与えてくれた大切な1日である。今回はあいにく月曜日だが、目先のことに追われるのではなく、今後の「潤い」に繋がるような大事な1日にしたいものだ。


Written by Forever Young

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