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小さな発見、大きな感動 -Forever Young-

2013年02月22日

偶然、今年から1年半(18カ月)手帳を使い始めている。新政権になってから円安、
株高が続き今年は大きな変化の年となりそうな気配があるが、従来と違う手帳を生活に取り入れたことが筆者にとっては先ず今年に入っての大きな変化となった。今、使っている手帳は昨年9月がスタートで、来年3月に終わる。つまり、使用期間は従来の1.5倍となる。筆者にしてみれば、手帳は1年で使いきるのが当たり前であったためこの手帳を使うとは思いもよらなかった。
昨年の暮れも押し迫った頃である。会社近くの大手書店の文房具売り場に向かった。
一昔前、欧州系の金融機関から一冊の手帳を貰った。この手帳を使い終わった後も手帳カバーが頗る気に入っていて大切に机の引き出しの中にしまいこんできた。毎年、年末になると来年はお気に入りのカバーを被った手帳を使い良い年にしたいと思い、このカバーに合う手帳を探し回るのが年中行事になっていた。しかし、通常より少し幅広なため国内ではなかなか見つからない。そこで、この界隈では品揃えが豊富なこの店に入った。そして、たまたま手帳コーナーの片隅で手にしたのがこの1年半手帳であった。
サイズがぴったり合ったことに加え価格も500円台と安かった。来年はこれで行くぞと
即決した。普通18カ月分だから厚みも1.5倍と考える。しかし、2ページに1カ月分のスケジュールを記入する作りであるため薄くて軽い。1日当たりの記入スペースは狭いがそんなに沢山予定が入るわけではない。見開きの2ページで1カ月が一目瞭然だからむしろ見易い。予定が特定の日の集中する場合は暇な日のスペースを使い、そこに用事を記入しこの特別な日に向け矢印を施せば十分やりくりできる。更には、住所録、電車路線図、メモ欄など手帳の基本機能も確りついている。何より、今年の師走の慌しい時に重要なメモを新手帳に転記する作業が無くなり、手帳2冊を携行しなくて済むことがありがたい。
どの程度この使い勝手のよい1年半手帳が世の中で認知されているのかは不明である。
しかし、筆者にとっては500円台でこのバリューは大きな感動であった。1年が当たり前の手帳の世界で一体どういう人がどういう意図で最初にこういう手帳を思いつき世に送り出したのだろう。当たり前のことを当たり前と捉えず、勇気を持って何事にも挑戦する人物像が浮かび上がる。また、どの程度市場に受け入れられているのかは分からない。とはいえ、年末まで書店に置かれていたのだか一定の需要はつかみ商売にはなっているのだろう。当たり前のことを当たり前と考えていたら進歩はない。常に柔軟な発想を持ち、世の役に立つちょっとした創意、工夫を常に心がけ、勇気を持って世に訴えかけるところにチャンスがあるのだということをこの手帳を使って見て改めて教えられたような気がした。

Written by Forever Young

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