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人の行く裏に道あり花の山 -Mary-

2011年05月13日

1985年に男女雇用機会均等法が公布されてはや四半期以上になります。街中や職場の状況は変化したのでしょうか。
女性の社会進出によって、女性の外出が増えることとなります。当然、外出すると人ですから自然現象に見舞われることもあります。

そこで、公共施設や職場における男女のトイレの数を比較してみると、男女雇用機会均等法の効果のほどが推測することができると思います。
残念ながら状況は大きく変わっていないように思います。高速道路の公衆トイレは相変わらず女性の方に長蛇の列となっています。かつてTOTOでは社員がトイレに行って帰ってくるまでの時間を計測し、男女の平均的な所要時間をはじきだしたそうです。当然、大小の区別も記入させたとのことでした。その集計から得られたものは、女性用トイレの数は男性用トイレの約2倍必要とのことでした(10年以上も前のことなので具体的な男女の平均時間は忘れてしまいましが…また、肉体の構造的な観点からも、女性の膀胱の大きさは男性よりも小さいため、トイレに行く回数が男性よりも多くなる傾向にあります)。

公共施設では綺麗なトイレや乳幼児を連れて入れるようなトイレが増加しように思います。しかし、それでも依然女性用の数が少ないところが多いようです。職場などについてみると女性用が少ないところの割合が更に多くなります。オフィスが入居しているビル自体が古いことも背景があるのかもしれません。それとトイレの設計者にまだ男性が多いことも影響しているのかもしれません。

男女の社会進出を統計だけで判断せず、切り口を変えてみてみると面白いことがわかってきます。株式も同様で、みんなと同じ見方をするのではなく、少し変わった観点から見てみることも必要ではないでしょうか。

少子化問題や高齢化社会など昨今話題になっていますが、これも切り口を変えてみると面白いことが見えてくると思いますが…。日ごろから色々な観点で物事をみることは、株式投資の材料になるともいますが…いかがでしょうか。
有名な株式相場格言に「人の行く裏に道あり花の山」というのがあります。知っていても実践している人は何人ぐらいいるでしょうか。知識は多いほうが良いですが、使わなくては宝のもち腐れになってしまいます。知識は使ってはじめて知恵になるのですから。

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