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BSデジタル放送のチャンネル数が追加される見込み -White-

2010年10月15日

10月14日の日経新聞朝刊に気になる記事を見つけました。それは、電波監理審議会(総務省の諮問機関)がBS放送で新たに5社7チャンネル、免許を割り当てるよう総務省に答申した、という内容です。チャンネル数が増えることは、視聴者にとっては選択肢が増えるため、喜ばしいことです。

我が家では今年1月、地上デジタル放送に移行しました。その際にBSデジタル放送やCSデジタル放送も映るようにしました。これまでより視聴できるチャンネル数が一挙に急増した訳ですが、1年近く経った今、実際に見ているチャンネルはというと…。CSデジタル放送の割合が少し増えた程度で、実は見るチャンネルはそれほど大きく変わってはいません。

その理由を考えてみたのですが、「選択肢が多過ぎてどのチャンネルが良いか分からない」、ということが一つ、どうもありそうです。

これまで長らく地上波放送に慣れ親しんで来た訳ですが、チャンネル数が10以上にまで増えるとなると、まず番組表を即座に思い浮かべることが出来ません。どのチャンネルで何時にどの番組をやっているか、即座に答えられません。

時々、BSデジタル放送を見る事もあるのですが、今のところニュースやスポーツ中継を見る程度で、まだ録画したことがありません。一方、CSデジタル放送は一部のチャンネルのみの契約ですが、必ず録画します。料金を自分で支払っているため、元を取りたいと思うのがその理由です。

BSデジタル放送は、無料放送が多いのが現状です。無料であれば「何となく」見てしまう反面、印象に残る番組がないと、意識して継続的に視聴するインセンティブがなかなか働かないものです。

そのせいもあってか、BSデジタル放送では、2011年10月を目処に新たに11チャンネルの放送開始が予定されていますが、大半は有料放送です。今回電波監理審議会が答申した7チャンネルも、ほとんどが有料放送のようです。

有料放送の方が、加入者がコストパフォーマンスにシビアな分、実は普及する可能性が意外に高いかもしれません。ただ、BSデジタル放送の新チャンネルには、CSデジタル放送で既に放送を手掛けている事業者もおり、CSデジタル放送とBSデジタル放送の違いが段々、不明確になって来ています。このため、いかにして他チャンネルと異なる放送内容を充実化出来るかが重要になると言えそうです。


Written by White

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