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自分がスポーツジムに通えているわけ -White-

2010年08月27日

最近、健康について少しは考えるようになりました。と言うのも、ここ数年間で次々と親戚が亡くなったりしていたからです。それで滞りがちだった、スポーツジムにも時々通うようにしています。

以前は自分からスポーツジムにわざわざ行って運動する気にはとてもならなかったのですが、今のところ通う頻度は低いながらも何とか続いています。

通えている理由を考えてみたのですが、その一つは、通っているスポーツジム側の取り組みにあるように感じます。たまたまインターネットで見かけて知ったのですが、どうも私が通っているスポーツジムでは、会員への接し方を戦略として位置付け、この方針を変えたようなのです。つまり、顧客獲得型マーケティングから顧客協働型マーケティングへの戦略転換です。

スポーツジムは通常、新規会員数を増やすことで収益を伸ばすビジネスモデルなので、新規会員の獲得に注力しがちですが、私が通っているスポーツジムでは、リピーターを増やすことに力点を置き換えたようです。

実際にどういうことをするのかと言うと、例えば、通っている会員に対しては出来るだけインストラクターが声をかけます。スポーツジムではどうしても一人だけの行動になりがちなので、通うことの持続性が難しいところですが、顔の見える接し方を心がけることで、会員にとって身近な場所にするのです。

例えば、私が通っている店舗では、夏にはかき氷が振舞われたり、春や秋には日帰りバス旅行ツアーが企画されたりするなど、四季折々で地域密着型の取り組みがなされています。他にも、スポーツジムの掲示板には草野球の募集の張り紙や、店舗の改善提案(見える化)の回答欄があったり、地元の夏祭りにはインストラクターが積極的に参加したりするなど、会員との相互コミュニケーションを非常に大事にしています。このため、会員は自然とインストラクターや他の会員と面識が出来、通い続けやすくなります。このようなスポーツジム側の取り組みが上手く行っているためか、私自身も何とか通い続けることが出来ています。

当然ながら新規会員獲得も事業成長の大事な原動力なので、インストラクター達が朝や夕方に駅前でティッシュ配りなどをしています。ですが、あまり積極的に勧誘されることはありません。強く勧めることはせず、通っている会員には積極的に声をかけて来なくなりにくくする。結果的に口コミで近所に評判が広がり、退会率も増えにくくなる、という訳です。

自分が通えている背景は、こういったものがあるのだろうと、改めて思い返しています。なお、私は通っているスポーツジムの回し者ではありません(笑)。

Written  by White

 

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