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シルク最強説 —コジラ—

2010年07月09日

気に入った服は長く着たいタチで、ややもすると十年近くも着続ける。そのため、家族らから「その服、まだ着てるの?」と言われることもしばしば。
いーんです!と川平さん風に応じるものの、世の中デザインや流行重視だし、一応若者に属する身でもあるから、そう突っ込まれるのも致し方ない。

先日、そんな私の貧乏性に拍車がかかる、センセーショナルな発見があった。それが”シルク最強説”である。
シルクとは言わずもがなモスラ…じゃなくて蚕の出すアレをアレして出来る素材である。

綿などもかなり良い素材だと思うけれど、絹は綿と違い、”呼吸している”。
吸収性に大変優れる綿だが、吸収しても蓄積してしまうのに対し、絹は吸収して吐き出すのだ。だから、例えば正絹の着物はあまりクリーニングする必要はないし、そのうえ虫に喰われにくい。また、シルクは光沢があるのが特徴だが、テラテラし過ぎていないものもちゃんとある。

シルクのたんぱく質は人間のそれに最も近いそうで、だからかどうかわからないが、肌にすっとなじむ。少しひんやりとした感触も非常に心地よい。おまけに、夏涼しくて冬暖かい。他の素材ではこうはいかない。ミラクルマテリアル。お蚕様ありがとう。

少々値が張るのが難だが、驚くほど高いわけでなし、そもそも長く着るつもりなのだからそこは目をつぶろう。洗濯だって自宅でOKだ(洗剤の進歩もすごい!)。

以上、私の主観的調査では、これまでのところシルク以上の素材は現れていない。そんなわけで、シルクべた褒め説。
ただし、この説にも唯一の弱点がある。目下成長著しい私のお腹周りに阻まれて、長く着続けられなくなる可能性、である。


Written by コジラ

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