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TIW Cafe

歓喜、感涙、感動、そして感謝 -Cranberry Jam-

2010年07月02日

先日大久保のコリアンタウンに韓国料理を食べに行きました。美味しそうなお店をネットで調べて行ったのですが、第1候補は満席で入れず。あぁ予約しとくべきだったと思いつつやむなく第2候補へ。しかしこちらも満席。第3候補…また、満席!
 
今夜の大久保はやたらと混雑しています。そしていつもにも増して韓国語が多く飛び交っています。警官もちらほらいて、少し物々しい雰囲気でもあります。何かイベントでもあるのかしら。もしかして韓流スター!? しばらく歩いていると理由が分かりました。その日はW杯決勝トーナメント韓国VSウルグアイの日だったのです。「韓国応援してね、買ってね。」路上では真っ赤なTシャツが売られています。裏にはGO KOREAの文字。
 
歩きに歩いてようやくお店に入れました。すると店内は私たち以外全員韓国人。隣の席のおじさんが大声で話しかけてきますが、韓国語なので何を言っているのか分かりません。店員も容赦なく韓国語。もはやここは日本ではなく、完全にアウェーです。
 
ほどなく試合が始まりました。興奮してテレビの前に立ち上がる人。「見えないから座れよ」と後ろのお客さん。「シュート!」「おしい!」「ファウルだろ!」「キーパー止めろ!」ボールの行方に全員が目を凝らし、一喜一憂いろんな喚声があがります (内容は想像)。そして韓国が同点ゴールを決めた瞬間、店内は最高潮に盛り上がり、私も隣のおじさんとハイタッチして喜びを分かち合いました。

我らが岡田ジャパンも、私たちに大きな喜びと興奮と感動を与えてくれました。残念ながらパラグアイに破れて初のベスト8入りは果たせませんでしたが、死力を尽くして完全燃焼したので清々しい敗戦でした。試合後に松井選手が、PKを外して号泣する駒野選手の肩を抱いて、何も言わずただただ一緒に涙を流すシーンを見て、私も思わずもらい泣きしてしまいました。駒野さん、泣かないで。あなたがいたからここまで来れたのです。
 
「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけである」 R・バッジョ
 
感動を、ありがとう。

Written by Cranberry Jam

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