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韓国マシッソヨ日記 -Cranberry Jam-

2010年02月12日

週末ソウルに旅行にいきました。旅の目的はズバリ”食”。本場の韓国料理を食べること。滞在中4回食事できます。この貴重な4回を失敗しないよう、事前に入念にお店をリサーチしました。選考基準は3つ。まだ食べたことのない料理であること・地元客で混むこと・一品に特化した専門店であること。

1件目はどじょう専門店に行きました。まずはすり身鍋。汁をすくうとすり身がたっぷり。恐る恐る口に運ぶと‥マシッソヨ!食感は土みたいだけど独特の風味があってクセになりそう。この日のソウルは最高気温が-5℃。冷え切った体を芯から温めてくれます。鍋は小ぶりなのに食べ応え充分。次にどじょうの天ぷら。衣は分厚くて硬くカリッとした歯応え。中は柔らかく濃厚な白身魚のような味。1つ食べ始めたらもう止まりません。

2件目はポッサム(ゆで豚の野菜包み)のお店です。名物はクル(牡蠣)ポッサム。茹でたての豚と生カキを、味噌・キムチ・ネギなど数種類の薬味と一緒に野菜で包んでいただきます。フランスではシャブリと生カキの組合せをマリアージュ(結婚)と言いますが、果たして豚と牡蠣はめでたく結ばれるのでしょうか。結論から申しますと‥破談でした。最初の一口こそ意外と美味かなと思いましたが、次第にカキの自己主張が強くなり、豚を追いやってしまうのです。結局カキを残して、豚だけでおいしく頂きました。

3件目はスンデ(腸詰め)のお店です。見かけがグロテスクなので敬遠してきたのですが、3度目の訪韓でようやくチャレンジ。比較的食べやすそうなスンデグク(スンデ入りの汁)をチョイス。そして意を決して口へ。おやっ‥マシッソヨ!もちもちした春雨の食感と熟成された肉の旨み。それがとんこつ味のスープと三位一体となって絶妙なハーモニー。あ?温まる。(この日も外は氷点下)

最後はケジャン(蟹の醤油漬け)のお店です。これは予想していた通りの味でした。でも味が濃すぎるかな。少し期待はずれ。隣の人の料理がとてもおいしそう。読めるはずのないメニューとにらめっこしていたら、「問題がありますか?」 隣人が救いの手を差し伸べてくれました。しかも日本語で。そして追加で頼んだアグチム(鮟と野菜の辛い蒸し煮)、これが絶品。マシッソヨ、カムサハムニダ!

週末のプチ韓国旅行、たくさん食べてたくさん幸せを感じることができました。体重計にのるまでは‥。

Written by Cranberry Jam

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