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各界横綱 3者(社)3様?  -Knight King-

2010年02月05日

2月4日、相撲界に激震が走った。あの横綱朝青龍が引退を表明した(させられた?)のである。過去5回厳重注意処分を受けていたが、今回の傷害事件騒ぎの責任を取った?取らされた?のである。興行的には大打撃である。相撲協会にとっては、まさに泣いて馬謖を斬る思いもあったろう。しかし協会幹部が、自分たちの保身を優先させたと見られても仕方がない。本当は、大きなトカゲの尻尾切り?

それでは何故こういう事態になったのだろう。根本的には、財団法人として土俵に胡坐をかき続けてきた協会の旧態依然とした体質に加え、やはり土俵上で、朝青龍に対抗できる日本人の横綱が現れなかったことも一因ではないか。そのことが朝青龍を甘やかせ、増長させ、このような結果をもたらしたのでは。

さて土俵は代わり、政界では横綱の民主党小沢幹事長が続投を宣言。世間を騒がせた点では厳重注意処分に値するが、辞任については意見が分かれるところである。朝青龍の二の舞にならなければいいのだが。

さて朝青龍の遥か先を飛行していた日本航空界の横綱JALが、今月で株式市場という土俵を去る。長年にわたり何回も厳重注意処分を受けていたが、ついに引退勧告を受け入れる形となった。しかし株式市場からは引退するが、それで終わる訳ではない。再建下で事業は継続されるが、これからが、まさに土俵際の連続?

いずれにしても競争原理の働かない独占、独裁という状況は、良くないという典型的な見本ですね。


Written by Knight King

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