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W-Cup1次リーグの組み合わせ決定!!! - JAPAN Supporter –

2009年12月11日

2010年サッカー・ワールドカップ1次リーグの組み合わせが先日決まった。日本はオランダ、デンマーク、カメルーンと同じ組だ。勝ち残りのハードルが高い印象であるが、試合では奇跡も度々起こっている。日本チームには是非健闘して勝ち進んで欲しい。ところで、対戦相手の国々をチェックしてみよう。まずは日本が江戸時代の鎖国中、出島を通じて世界の情報をもらっていたオランダ。オランダは規模の割にはロイヤル・ダッチ・シェル、ユニリーバ、ハイネケン、フィリップスなど世界的な大企業を擁している。また、半導体製造装置分野では露光装置で世界首位のASMLという強力な会社もある。かつて露光装置でトップを走っていたニコンも今ではASLMの後塵を拝している。ASMLは半導体製造装置市場全体でも昨年は東京エレクトロンを抜いて世界2位に躍進しており(世界トップは米Applied Materials)、日本勢の地位低下が顕著だ。

一方、デンマークといえば、アンデルセンの人魚姫の像、チボリ公園やチーズ、酪農のイメージが強いが、玩具大手のLEGOや風力発電機世界最大手のVestasなどが頭に浮かぶ。福祉国家として有名ではあるが、幸福度指数も高く、小国ながら独特の存在感を発揮している。欧州大陸からちょこっと突き出たユトランドの痩せた土地で、資源にも乏しいにもかかわらず、食料自給率は300%を超え、エネルギー自給率も風力など再生可能エネルギーの比率を戦略的に高めたことで150%を超えているらしい。デンマークもオランダも国際競争力ランキングでは毎回上位に入る常連だ。IMDの2009年ランキングでは、デンマーク3位、オランダ10位、ちなみに日本は17位となっている(別のデータWorld Economic Forumの09年ランキングだと、デンマーク5位、日本8位、オランダ10位)。我が国は新政権の下、海図(=戦略)なき航路を現在迷走しているようにも見受けられる。日本とは国のサイズが違うとはいえ、デンマークなどから真摯に学ぶべきことが多いのではなかろうか。

最後にカメルーン。残念ながら筆者はこの国に関してはカカオやコーヒーが名産という以外はあまり知らない。もちろん訪れたこともない。以上、まとまりなく書き留めてみたが、サッカー以外でも独自の強みを持つ国々であることがわかる。これら3カ国は対戦相手として手強いことは言うまでもないが、試合はやってみなければわからない。SAMURAIたちの健闘と幸運を祈ろう。Good Luck.

Written by  JAPAN Supporter 

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